>

ブログ

  • 豆伍心について
  • 商品一覧
  • こだわり
  • 製造工程
  • レシピ
  • 会社概要
  • お問い合わせはこちらから 072-685-0600 受付時間8:00~17:00(定休日:木曜日)
  • ご注文はこちら
2015年8月8日に田中青果加工㈱さん(三重県)へ訪問をしました。(バラゴンバナナ追熟加工所)

田中青果すべり箱空間箱空間②作業仕訳ロスロス②箱づめ完成保管 箱外観岸和田

・前回ネグロスツアーに参加させて頂きその続きとして、今回三重県にあるバラゴンバナナ追熟加工所の田中青果加工㈱さんへ訪問(学習)をしました。(バラゴンバナナが日本に到着後の追熟工程及び袋詰め作業を見学)

田中青果加工㈱さんは、120名程の従業員が働いており、その大半の方が袋詰め作業を行っています。(バナナの大きさや形が違うため機械導入が難しい為)ここでは、追熟を行う部屋が大小含め51部屋がありバナナの量や種類によって分けられています。

・追熟の方法は2種類あり、部屋によって使い分けを行っています。1つはレンガムロ(通常ムロ)で箱と箱の間を開け風通しを良くする方法です。⇒部屋に積む際、箱の間を開けなければならない為、人が箱を積み上げていきます。(1000ケース入る部屋で4人で30分~40分程時間が掛ります。)このレンガムロは追熟度合を目視で行い、温度や湿度・エチレンガスの調整を行います。

もう1つは差圧ムロで部屋自体が風を出す箇所と吸う箇所がありファンを回しながら風の通りを作る方法です。⇒この方法はダンボールが密着していても問題がない為最近ではこの方法が主流になっているようです。(差圧ムロではダンボールが密着している為、追熟度合を確認する事ができないので、過去のデータを基にコンピューター管理を行っています。)

また、追熟に関しては先程も記載しましたが、温度・湿度・エチレンガスを用いて行っています。外気温や原料・鮮度による熟成の進行状況によって調整を行い、組合員さんに届くまでの流通に掛る時間を考慮して青いバナナのまま出荷していました。(バラゴンバナナは1週間程で追熟する為)

・袋詰めは追熟を終えたバナナを選別・カッティング・軽量後行い、袋詰めされたバナナは金属探知機を通りダンボールに入れ岸和田センターに運ばれます。(追熟を終えたバナナは追熟し過ぎたものや傷んでいるもの等が撥ねられ(除外)切り落とされていました。ここでのロス率は2%~多い時で20%と幅があり、産地等によって影響するようです。)

最後に田中青果加工㈱さんを見学させて頂き、農作物を取り扱う難しさをバラゴンバナナが切り捨てられる様子等で改めて実感する事ができました。当然、農作物自体同じものは無く1つ1つが生物でありそれらを如何に同じように追熟させる技術は同じ生産者として通ずるところが数多くある様に感じとても勉強になりました。(今回話を伺った以外にももっと更なる苦労があるのでは…と感じています。)本当においしいもの・安定したものを食べてもらいたいという強い思い・熱意に共感・賛同し私も刺激を受けました。(奥原 大樹)