・2019年7月11日、沖縄県中頭郡西原町にある㈲池田屋食品さんへ工場見学をさせて頂きました!!本来同業者であれば受け入れに抵抗もあるかと思いますが、朝のとても忙しい時間帯にもかかわらず、快く工場見学&質疑応答説明等をして頂き、予定していた訪問時間も大幅に延長になってしまいまいた…。本当にありがとうございました。
・㈲池田屋さんの瑞慶覧 宏至(ズケラン ヒロシさん)さんプロフィール:三代目代表取締役:沖縄県豆腐油揚商工組合監事 青年部部長:昭和58年沖縄生まれ3人兄弟の二男末っ子。うーまくーな時期を経て夢を美容師!夢を叶えるべくいざ福岡へ!なんだかんだで飲食店業界に飛び込み26歳で知人とダイニングバー「ZOU」をオープン。その一年後実家の豆腐屋を継ぐため沖縄に戻り現在三代目としてとうふまみれな日々を奮闘中!(※2019年7月現在:名刺より参照※)という方で、とても情熱!!活気!!センス!!に満ち溢れる人柄でした♪♪(木箱を再利用した額縁や移動販売車にはクレジット・電子マネー・Payを取り入れています)
・私は沖縄の伝統食材の一つでもある、昔ながらの「生絞り製法」で地釜でゆっくりと豆乳を炊き上げながら製造するところを実際に見たことがなかったので、今回実際に目で見て肌で感じる事ができたのでとても嬉しく刺激にもなり勉強させて頂きとても貴重な時間を過ごす事ができました!!㈲池田屋さんでは国産大豆(滋賀産タマホマレ)に県産にがり、塩を商品ごとに上手く使用し原料・味等にこだわっています。ちなみに沖縄では、200件程の豆腐屋さんがあるそうですが、その内10件程度しか国産大豆を使用していないのが現状で㈲池田食品さんの原料・製造等にこだわる理由が伝わってきました!!「生絞り」・「地釜」製造ですが、約50分程完成するまで時間が掛かりそこからゆっくり(約20分程度)とにがり・塩で凝固・熟成させます。(工場内は地釜の蒸気で蒸し風呂状態です)「生絞り」・「地釜」製造豆乳濃度は8%と低めですが、豆乳濃度が濃くなると焦げが発生し製造できないという事で私が今まで思っていた豆乳濃度が出ないのではなく、製造に支障がでるので出さないという事だったと改めて認識できました!!こちらの「生絞り」・「地釜」豆乳はゆし豆腐や島豆腐等で使用されます。(工場見学の際ゆし豆腐・厚揚げ豆腐(島豆腐を揚げたもの)を試食させて頂きました♪♪出来立て熱々でむっちゃ美味しかったです!!)※㈲池田食品さんでは豆腐⇒豆富(豆で人生を豊かにする事)と商品・説明記載しています※また、島豆腐製造では5㎏型箱で3段階プレスでこちらもゆっくりと外側だけが固くならないように気を付けながら製造していきます。(沖縄では1本1㎏用がお祝い等で使用される事がある為、この様な型箱が一般的みたいです。文化の違いですね。)豆乳プラントでは「生絞り」の他に弊社と同じ製法の「呉炊き」も行っています。呉炊きは豆乳濃度15%と極めて高く「濃厚豆乳」も販売しています。こちらの高濃度豆乳では国産大豆本来の甘みを感じられる濃厚なおぼろ豆腐等に使用しています。(こちらも事務所で試食させて頂き、とても濃厚で豆腐品評会で試食したものと近いです!!)この他にもおからサラダ(味がしっかりして美味しかったです!!)や島がんも豆乳パウンドケーキ等、総菜やスイーツ商品ラインナップが豊富で「凄い!!」の一言に尽きます。この様な豊富な美味しい商品を移動販売車9台で宅配しています!!昔はスーパーへの卸も行っていましたが、「価格」だけの取引・価値観等に疑問を感じ、現在はほぼ移動販売車をメインにしています!!出来立てゆし豆腐の消費期限は5時間だけと聞いて驚きましたが、本当にこだわって美味しいものを届けたい気持ちが感じられました!!私も負けずに「ものづくり」に対して考えて取組んでいきます!!
最後に㈲池田食品さんでは毎日製造した豆腐評価や各従業員の目標が貼ってありました。やはり、自ら考えて行動に移すことの大切さ・重要さは必要不可欠です。弊社従業員にも欠かすことのできないものです!!