<JAグリーン近江竜王営農振興センターが資料を基に報告>
・令和5年産は生育期間中で暑い日が長く続き、ヨトウムシの発生があったことで中粒が多くなる。豆伍心品質基準(等級:3等以上、粒の大きさ:中粒以上)で3,495袋となる。
⇒豆伍心の年間使用量3,600袋には届いていませんが不足分は前年の残りで賄うことで1年間全量稲研の大豆で製造できる見込みとなる。
・令和6年産フクユタカ作付面積(予測)については予測値では82haとなっているがすべてがフクユタカを播種できるわけではない。水路関係を避けながら作業効率も考慮して決めている。
⇒令和5年産が天候不順などの原因はあるが76haで豆伍心の年間使用量に届かなかったことから令和6年産の作付面積を75haと希望する。例年通り、稲研会員中心に作付面積の呼びかけをして不足の場合は稲研会員以外の農家にも依頼して作付面積確保を目指す。
<豆伍心が資料を基に報告>
・令和4年産はJAでの検査時点で12%台の大豆もあり、乾燥調整を最低でも13.5%付近にすることは可能なのか。また、そのために収穫時期を早くすることは可能なのか。
⇒乾燥機の設定は例年と同じだが選別前の乾燥によって大粒・中粒大豆を高い水分率にすると小粒や未熟粒など水分を多く含んでいる大豆が乾かず15%以上になってしまうので調整は難しい。早く収穫しても葉の水分で汚泥粒になる可能性が高く、品質に影響してくるので難しい。
<環境ホルモン剤不使用の除草剤について>
・サターンバアロの在庫について現状は大丈夫であるが在庫が無くなり次第、終了の可能性がある。
⇒豆伍心で以前に東北の大豆栽培で使用される除草剤で環境ホルモン剤不使用の除草剤を見た記憶があるので再度確認し、JAグリーン近江竜王営農振興センター松居氏に報告・確認を行う予定。
<大豆新品種について>
・古い品種のフクユタカに変わって今後は「フクユタカA1号」という新しい品種が出てきている。成熟しても莢がはじけにくいので収穫ロスが少なく多収できる品種であるので滋賀での実績はないが今後フクユタカA1号に変わった時に豆伍心はどうするのか。
⇒品質、特性がほぼ同じであれば1度試作をしてからの判断となる。試作については今後、JAグリーン近江竜王営農振興センター松居氏と情報共有して適宜、相談・調整を行う。
・異常気象に悩まされ…昔だったら問題ない事も当たり前じゃなくなって来ているそんな近況に苦戦中…。