・2025年3月27日 JAグリーン近江竜王営農振興センターにて豆伍心・竜王町稲作経営者研究会・JAグリーン近江3社合同会議を行いました。
議題については以下の通りです。
1,令和6年産フクユタカ集荷実績と令和7年産作付け計画
2,フクユタカの品質管理について 豆伍心
3.現状の栽培内容の確認
4 試験栽培(そらみずき)について
- 令和6年産集荷実績 栽培面積 7,304a(前年比96.6%)
大豆本数 666袋 (前年比16.8%)
反収 27.3㎏ (前年比17.4%)
・上記実績からわかるように自然災害により、2024年産竜王町フクユタカ大豆は深刻な状態です・・・。
内容としては、7月中旬・降雨日・降水量が多く播種が遅れ、湿潤により中耕作業がおくれました。
9月に入って少雨による干ばつで花がついてもそのまま落ち、大豆のさや付きが少なく、
子実が大きくならなかった事とカメムシとヨトウムシが例年より多く10月に入って防除しましたが間に合わず害虫被害も多くなりました。
また11月に入り、少雨と気温が高く推移し、落葉が平年より遅れました(青立ち)。
さらに青立ち株のさやの中で子実が発芽するという稀有な現象が広範囲の圃場で確認され、収穫に支障をきたした事が考えられます。
・2025年産については今回の状況をふまえ以下の内容で取り決めました。
<2025年産フクユタカ作付計画>
①4月上旬に栽培申込書の配布
②4月開催稲研全体会議にて作付の呼びかけ
③4月末~5月上旬予定面積とりまとめ
(面積未達の場合は稲研会員中心に作付け増、品種転換の依頼)
④7月中旬~播種後、確定面積とりまとめ
追記として、弊社年間フクユタカ大豆使用数を3,600本→4,000本に変更。(反収10%上乗せ希望)
<害虫防除の強化>
①農薬については回数制限がないので必要以上に散布しない事を確認。
②農薬の環境ホルモン不使用についてはJAグリーン近江から情報提供してもらうこと確認。
③情報の伝達が少ないため、情報共有を確実にするためにJAグリーン近江からline・FAX等で連絡を行う。
最後にフクユタカ大豆の代替えとなる大豆を求めて試験栽培(そらみずき)を行います。